メンバーの吉田さんを連れて、今日は年末に調査したソロバンの滝を登りに。
前回と同じく、林道のゲートに駐車。
前回と違うのは、これだ。
自転車。
チームのみんなに呼びかけたら速攻で食いついてくれた。
なんて話のわかるメンバーなんだ・・・。
行きはそれほど意味を為さないが、帰りは劇的に早くなるだろう。
今回は沢を違えることなく、ソロバンの滝の元へ。
偵察時に懸念していた下部もしっかり繋がっている。
1P 吉田
80°~90°くらいの打てば割れるツララの集合体を危なげなくリードしていく。
このフォローがなかったら2Pの俺はかなり苦戦していただろう。
この激悪な氷をいきなりリードしてしまう吉田さんの心の強さに感服した。
傾斜が緩んだ垂直の氷の基部でピッチを切る。
2P 橋本
90°の10mちょいが2段。
1段目は凹角を行くが、思った以上に傾斜が殺せない。
そしてスクリューもあまり利いていない。
「悪っ」「怖っ」と吉田さんに愚痴りつつ、2段目へ。
2段目はさらに悪かった。
凹角を行こうと試みたが、氷が脆弱過ぎてとても前進できない。
一度クライムダウンし、右側の岩とのコンタクトラインを攻める。
やはり氷は脆弱で何度かアックスが氷を切ったが、片足を岩にステミングしていることである程度安心感はあった。
とはいえスクリューを打つ場所はほとんどなく、2段目の基部に固め取りして一気に抜けた。
立木でビレイし、吉田さんを迎える。
ひとしきり健闘を讃えあった後、初登の池田さんの「残置物は残さないで欲しい」との意向を受け、懸垂で基部へ。
60mダブルなら懸垂一発で降りることが出来た。
時刻は夕暮れ。
急いで脱渓し、ライト片手に自転車で林道を疾走。
20分かからずに林道起点まで戻ることが出来た。
自転車最高!
何はともあれ、ソロバンの滝を完登することが出来た。
さあ、今シーズンの幕開けだ。